大峯本宮 天河大辨財天社 (天河神社)
太古の時代に落下した隕石
天河神社は、四石三水八ツの杜(しせきさんすいやつのもり)」五行思想に基づいて配置された聖域の中に位置。
※4個の天から降ってきた石、3か所の湧き出る清水、8つの杜に囲まれている。
〇4個のうち3個は天河神社の境内に祀られている。
1個目・・・石階段の右側。
2個目・・・五社殿の前。
3個目・・・裏参道下行者堂の左側
4個目・・・天河神社のそばを流れる天ノ川の中。この川に架かっている弁天橋から見える。
羅牟陀石(むしろいし)と呼ばれる。
七夕伝説
天ノ川に架かる弁天橋の近くに八坂神社がある。この八坂神社のご祭神は牛等(ごず)天皇は彦星、天河神社のご祭神の弁財天は市杵島姫命(いしきしまひめのみこと)は織姫星。
1年に1度、旧暦の七夕に、天川村の天ノ川にある天から降ってきた4個目の石の羅牟陀石(むしろいし)の上で再会できる伝説がある。
旧暦の七夕の日には、天空の天の川(あまのがわ)の流れと天川村を流れる川の流れる方向が一致するので、天ノ川の命名の由来にもなっている。
また、天川神社では毎年旧暦の七夕の日には、七夕祭が行われている。
奈良の最強パワースポット。
“縁がなければ、たどりつけない”
“来るべき時期がこないとたどりつけない”
“神様によばれた人がいくとこと”といった言い伝えがある。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を主祭神とする。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)は素戔嗚尊(すさのおのみこと)様の剣から生まれた女神であり、水の神様。“辯財天(弁財天)様”としても信仰され、芸能の神として知られる。
厳島・竹生島と並ぶ日本三大弁財天のひとつ。
「高野」・「吉野」・「熊野」といったやまと三大霊場の中心地。
本殿に祀られている弁財天像は通常非公開。
毎年7月16日から17日にかけて執り行われる例大祭においてのみ開帳され、各種祝詞・般若心経や神楽とともに、能楽やアーティストの演奏が奉納。
本殿右扉の中に安置されている日輪辨財天像は、60年に1度のみ開帳。
近鉄「下市口駅」下車 ⇒ 奈良交通路線バス「中庵往行き」乗車72分 ⇒ 「天河神社前」下車
※バスの本数少なく、運行表・状況要確認。
駐車場(約30台):無料
参拝時間:自由(社務所受付7時~17時)
参拝料金:無料
住所:〒638-0321 奈良県吉野郡天川村坪内107
📞:0748-63-0558
天河神社に古くから伝わる独自の神器。
日本神話に出てくる太陽神・天照大神(あまてらすおおかみ)が岩戸に隠れた神話があります。この時、芸能の女神である天宇受売命(あめのうずめのみこと)が、ちまきの矛(神代鈴をつけた矛)を持って、舞い舞ったところ、岩戸が開かれ、天地が明るく輝き始めました。
芸能の女神が鳴らした神代鈴と同じものが、天河神社の五十鈴と伝えられています。
天河大辨財天社の草創は飛鳥時代(646年)。
弘法大師空海が、高野山の開山に先立って3年間大峰山で修行し、最大の行場が天河神社であった。(弘法大師にまつわる遺品が奉納。)
社殿の造営は天武朝で、壬申の乱の際、天武天皇が戦勝を祈願、勝利の後寄進された。また、天河神社の神殿の下には古代の磐座がある。
昭和40年頃から一部の神道家達の間で秘めたる日本弁財天総本宮と注目され始め、今は精神世界のメッカ的存在として脚光をあべている。
〇1月 歳旦祭・松囃神事(湯立神楽・三番叟奉納)・
小正月とんど祭(於 神社護摩壇)・牛王宝印神符頒布祭
〇2月 鬼の宿(神迎え神事・社家宅)・節分祭(所願成就厄除け採燈護摩厳修)・天長祭
〇3月 桃の節句(旧三月三日)・春の太々神楽講講社大祭
〇4月 春季大祭(能楽奉納)
〇5月 弥山奥宮大祭(一泊二日)・おんだ祭(お田植え神事)
〇6月 端午の節句祭(旧五月五日)・夏越大祓式
〇7月 宵宮祭・例大祭(採燈護摩厳修・能楽奉納)
〇8月 七夕祭・萬霊供養祭・七夕供養燈花(旧七月七日)・七夕護摩供(供養護摩木等焚き上げ)
〇9月 八朔祭・抜穂祭(稲刈り神事)
〇10月 観月祭・重陽の節句祭(旧九月九日)
〇11月 秋季大祭(能楽奉納)・新嘗祭 五節句開きの神事(とうとうたらり・旧十月十日)
秋の太々神楽講講社大祭
〇12月 年越大祓式・除夜祭